くぅを保護して、もうすぐで半年目を迎える。
くぅとこめは、顔を合わせると、鼻と鼻をくっつけて挨拶したり、近くで一緒に寛いだりしている。
おちびだけは、未だうまく関係が築けず。
それでも、こめと仲良くなれたことは、大きな進歩。
今日11日に日付が変わった、夜中3時半頃。
またくぅがニャーニャー鳴きわめき、ウロウロ落ち着かなくなった。
めずらしく窓をガリガリしたりして、外に出ようとしてみたり、こっちを向いて私に何か訴えたり。
外に何かいるのか、また暑くてしんどいのか。。。
私は、布団とくぅの部屋を行ったり来たり。
結局寝れずで、朝6時になり。
くぅの息も荒く、またハァハァと口を開け、過呼吸のようになってきて。
ずっと冷房はつけているが、27℃では暑いのかと思い、パワフルモードに切り替え、温度を下げた。
高窓にいるから日差しが当たりすぎるのかと思い、もう少し簾を上からやり直そうと、外へ出た。
脚立に乗って簾をやり直してると、ブロック塀の向こうで、声が聞こえてきた。
「かわいそうに、車に轢れたんやなぁ」と。
「えっ?」
目をやると、子猫らしきものを持つ手が視界に入った。
そうしてる間に、今度は私の家に向かって手を合わせ、念仏を唱え出すおばさんの頭が見えた。
びっくりして、塀超しに話しかけた。
「子猫が死んでしまったんですか?」と。
言いながら辺りを見渡すと、その子猫が入っているらしき段ボールが、私のブロック塀の真下に、ピッタリくっつけて置かれているのが見えた。
この方、コンビニのごみ捨て場の鍵を勝手に開けて、野良猫たちにごはんをあげてる、猫おばさんだった。
猫だけでなく、コンビニのガレージにスズメや鳩にもエサをばらまいてる、例の猫おばさん。
おばさん?おばあさん?。。。
この猫おばあさんは、「そうやねん。轢かれたみたい」と、返事した。
子猫が死んでいたから、段ボールに入れてあげただけと言う。
まぁ、そこまでは理解できるものの。
私の疑問は1つ‼️
「あの。なんでこんなところに置いて、ほったらかしにするんですか?」
疑問をぶつけると、
「このままにしといたら、ウジがわくから」
と言う返事。
「そう思うなら、ここへ置くのはやめてもらえませんか」と言うと、
「あんたが何とかしてくれたらいいやん」と言う。
子猫の事故現場らしき場所は、私の家とは反対の溝側にもかかわらず、、、
「は⁉️」
目が点になった(・・;)
「いやいや、ウジが涌くと思うなら、人の家に近づけて置いたらあかんやろ。うちの敷地で死んでたんちゃうし、お宅が段ボールに入れたなら、最後まで責任持たなあかんやろ」と。
ところが、まぁ非常識な人には当たり前の話が通じない。
しばらく言い合いをした後、「とにかく、ほっとくんやったら、うちの家側はやめて‼️家のない方に移動させて‼️」と言って、家に入った。
子猫にウジが沸いたら、もっとかわいそうやと思わへんのやろか?
あんたがごはんやるから、そこへ行こうとしてたんちゃうんかいな。
段ボールに入れて、念仏唱えて、あとは放置?
「かわいそうやからしてあげたんやん」と、良いことをしたかのように言う、その神経が全く理解できない。
結局、そのままにしておけるはずもなく。。。
本来は、そのおばあさんがすべきはずの「しかるべきところに引き取りに来てもらうための連絡」を、私がすることに。
市役所がお休みなので、思いついたのが警察しかなく、電話してみた。
警察の方は、「非常識な方がいますね、さぞお困りでしょうから、すぐに引き取りに行きます」と言って下さった。
着いたと連絡が入ったので、外へ。
段ボールは、溝側に移動されてあり、例の猫おばさんも居た。
顔を合わせるとまた揉めたので、警察の方と私だけその場を離れ、私の自宅前で事情を再度説明。
「きちんと、おばあさんには話します。子猫はこちらで保管し、後日また市役所に引き渡しますので」との事だった。
「すみません、よろしくお願いしますm(_ _)m」
そんなこんなで、一件落着。
猫おばあさんには、腹立つけど(`ε´ )
ちょうど子猫が死んでいた場所は、くぅが高窓からよく見ている場所。
くぅが、夜中から私に訴えてたのは、この子猫のことに違いない。
この子猫が轢かれたところを見ていたのか、轢かれた後に気づいたのか、、、
もしかしたら、くぅが見つけた時には、まだ生きてたかも知れない。
てっきり暑い暑いと言ってるものだと思い込み、何もしてやれなかったことを悔いる。。。
くぅちゃん、ごめんな。
くぅと血のつながりのある子猫かもな。
この辺の子達みんな、血縁関係ありそうやし。
くぅの子供の子猫かも。
毎日、高窓から成長を見てたんかもなぁ。
この日、私は10時半には家を出なくてはならず、心配したものの、私が出る頃には少しずつ過呼吸は落ち着き。
お昼には下に降りてきて布団で寝て、夕方にはごはんも食べるようになったらしい。
出先でこのくぅの写メを見て、安心した。
熱中症気味だったところへ、子猫の件も重なり、興奮と暑さで過呼吸になっていたのかも。
そして、これを機会に、くぅがひとつの部屋だけで過ごすのではなく、自由に移動し、自分で体温調整できる場所を探せるような状態にしなければと、つくづく思った。
そして、くぅが訴えてたのに助けてやれなかった子猫のことも思うと、気が滅入る。
くぅにも、子猫にも、申し訳なく。
それに、いくら腹が立ったとは言え、死んでしまってる子猫をめぐって子猫の前で揉めたことも、子猫に対して本当に申し訳なく。。。
もし飼い猫だったなら、きちんと飼い主に弔ってもらえたやろうにと思うと、、、落ちる(ノ_・、)