2月20日、初診からちょうど1週間。
この日に、再検査することになっていた。
この頃には、こめは病院に行くのを嫌がるようになり、キャリーに入れようとすると怒るようになっていた。
こめ的には、もう病院に行かなくてもいいはずだったんだと思う。
「あかんて、まだしばらく病院にいかなあかんねん」
なだめながらキャリーに入れるも、暴れる、噛みつく、威嚇する。
何とか入れても、キャリーの中で「いやや、いややぁー!」と鳴きわめいていた。
どう見ても、前の異常値からは下がっているに違いなかった。
ただ、完全に正常値まで下がってるかどうか。
先生も私も、いちばん心配なところだった。
どちらにしても、異常値だった炎症の数値「新SAA」とやらは、外注に出すので結果はもう少し先。
この日は、腎臓に関わる数値がどれだけ減ってるか、それがメインだった。
BUN(尿素窒素)が、57.8→56.4。
Cre(クレアチニン)が、2.90→2.34。
脱水症状があるとこの数値が上がるので、脱水症状がなくなった今なら、もう少し下がっているはずだった。
先生も、「う~ん。もうちょっと減ってるかと思ってたんですがねぇ~」と、、、
この結果だと、腎臓の数値は普段からこんなもんだと言うことになる。
こめはまだ4才なのに、年寄り並みの腎臓だとのことだった。
こめは、小さな頃から多飲多尿で、色も薄かった。今は亡きみぃが、年と共にそうなっていくのを見てきたが、こめは小さな頃からだった。
まだその当時は、血液検査上で腎不全と診断できるほどではなかったけど、
腎不全を疑ってた方がいいでしょうと、言われてはいた。
何かの間違いであればと、この4年ずっとそう思ってきたのに、頭の上に重い石が落ちてきたようだった。