こまちの黒猫日記

野良の黒猫ちゃんとの何気ない日々を綴る日記のはずが、無事保護するための奮闘日記へと変わっていく。そして、出会ってから5ヶ月目、触らせてもらえない状態で保護。現在、脱野良の奮闘中。

脱水症状 回想#2

2月11日、朝はいつも私と一緒に起きるこめが、お昼前まで起きてこなかった。
起きてからは、くぅと仲良く窓の外を眺めたりしていた。

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この日は特別気になることもなく、能天気にほのぼの気分と感動に浸っていたのだった。
今思えば、この時すでにこめはしんどかったんかも。


12日は、お昼過ぎても起きてこなかった。
腎臓が弱いので脱水症状が心配になり、たたき起こして水を飲ませた。
それ以外気になることは特になく。


夜、おやつを食べて戻してしまい、それからほとんど食べなくなってしまった。
なんかおかしいなと思い始めたのが、この時だった。
どちらにせよこの日は休診日だったので、翌日病院へ連れて行くことに。


13日、病院へ連れて行く前に、こめがうんちをした。
それは、明らかに普通じゃなかった。
なんて言うか、、、私には、短い木の枝?にしか見えなかった。
不安を打ち消しながら、病院へ。


血液検査の結果、腎臓の数値が前より上がっていた。

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まぁでもこれは、脱水症状なので上がっているだけかも知れないとのこと。


炎症の数値と膵臓の数値は、結果が出るまで数日かかる。
その結果が返ってこないことには、はっきりしたことはわからない状態だった。


とにかく、脱水症状を抑えなくてはいけないので、点滴。
炎症の数値がわからないので、抗生剤を使うかどうか、でも念のため抗生剤投与することに。


この時の先生の判断が正しかったと、後々感謝した。
この時抗生剤を使わなければ、こめはどうなっていたかわからない。


食べれないとどうにもならないので、制吐剤も投与された。
とりあえず、点滴と抗生剤&制吐剤投与に毎日通うことになり、自宅では別の種類の制吐剤を飲ませることになった。
後は、検査結果が全て揃った時点で考えようということに。


14日もこめの食欲はあまりなく、ずっとこたつで丸まって寝ていた。


いつもうるさいぐらい抱っこを催促するこめが、「抱っこ」と言ってもこっちを向くだけ。
暖房をつけると、一目散に飛んできて陣取るのに、暖房をつける音にも無反応。
ずっと、こたつで丸まっていた。


見たことないおとなしいこめに、この時は不安しかなかった。
もっと早く気づいて病院に連れて行くことはできひんかったんかと、自分を責めた。


大丈夫、こめは絶対元どおり元気になってくれる。
大丈夫、大丈夫やて。
自分に言い聞かせながら、今できることをするしかなかった。


定期的に起こしては水を飲ませたり、こめの大好物ばかり買ってきて、少しずつ小分けにして食べさせた。
食べても戻すことはあれから1度もなく、それだけが救いだった。


そんなこんなで、この日からくぅにはさみしい思いをさせてしまうことになってしまった。
くぅの唯一の遊び相手だったこめは、遊びどころではなかったし、私もいつもほどにはかまってやることができなかった。